2020年10月より公演開始!
昔々あるところに、いつも赤い頭巾をかぶっている「赤ずきん」と呼ばれる女の子が住んでいました。
お友達がききます。
「赤ずきんちゃんはどうしていつも頭巾をかぶっているの?」
「だって大好きなんですもの。これは私の誕生日におばあちゃんが作ってくれたの。」
赤ずきんは森の向こうに住むおばあちゃんが大好きです。
ある日、お母さんがお使いを頼みます。
「おばあちゃんが風邪で寝込んでるんですって。おかあさんは御用があっていけないの。
赤ずきんちゃん、お見舞いに行ってきてちょうだい。一人で大丈夫?」
「まぁ、大変。私、行ってくるわ。道もわかってるし、一人で大丈夫よ」
大好きなおばあちゃんが病気と知って、赤ずきんはいてもたってもいられません。
おかあさんのいいつけを守り、森の広い道を通っておばあちゃんの家に向かいます。
ふと森の中を見ると、きれいなお花畑が見えました。
「まぁ、きれいなお花がいっぱい。おばあちゃんに持っていきましょう。すぐに戻ってくればいいのだもの」
花を摘むことに夢中になった赤ずきんは、どんどん森の奥へ入っていきます。
そんな赤ずきんを木の陰からみている黒い影が…
「ふっふっふ、うまそうな子どもじゃないか。」
お腹を空かせた狼が舌なめずりをして赤ずきんを見つめています。
さあ、狼に見つかってしまった赤ずきんはどうなってしまうのか…
【赤ずきん】
とっても明るい女の子
おばあちゃんが大好き
【おおかみ】
いつも狩りに失敗してばかり
今日こそご馳走を捕まえるぞ!
【おかあさん】
赤ずきんがいいつけを守れるか
ちょっと心配している
【おばあちゃん】
森の向こうに住むおばあちゃん
赤ずきんが来るのを楽しみにしている
【おともだちと森の動物たち】
【狩人】